甘酒は麹で作ったものと、酒粕で作ったものがあります。
今回は、麹で作った甘酒に注目して記事を作成しました。
甘酒は飲む点滴と言われるくらい栄養が豊富です。
実は甘酒の飲むタイミングによって、熱中症予防にもなります。
熱中症や夏バテ予防に最適な飲むタイミングは、朝に飲むのがいいでしょう。
身体を動かし始める朝に、脳や身体の栄養素となるブドウ糖などを取り込めるからです。
昔から、暑い夏に熱い甘酒を飲む習慣があり、暑気払いになっていました。
飲む点滴と言われる甘酒の熱中症や夏バテ防止効果を見ていきましょう。
甘酒の効果と成分解説

甘酒の健康効果と成分の解説をしていきます。
甘酒に含まれる栄養素とは
甘酒には米の栄養素と麹の栄養素がミックスされています。
米からできている甘酒は、糖質の塊と思っているかもしれませんね。
実際には炭水化物はデータでは、炭水化物は白米37.1に対し甘酒18.3(100g中)、食物繊維は白米1.5に対して甘酒0.4(100g中)と、甘酒は炭水化物が少なく食物繊維が豊富なんですね。
また、ビタミンB群も豊富で、ミネラルや食物繊維も豊富です。
飲む点滴と呼ばれる理由
甘酒が「飲む点滴」と呼ばれることになったのは、麹菌が繁殖するときに多くの酵素が作られるからです。
その酵素によって、米のデンプンが分解されて、ブドウ糖などに変化します。
点滴の成分は、ブドウ糖を主体とした体液に近い組成となっているため、「飲む点滴」と言われるようになったという説があります。
ブドウ糖は、脳や体のエネルギーとして使用されるため、重要な栄養素となっています。
甘酒の健康効果・美肌や便秘解消
甘酒は熱中症予防の他に、さまざまな健康効果が期待できます。
主な効果には以下のようなものがあります。
甘酒で夏バテ予防と熱中症対策

甘酒を事前に飲んでおくことで、熱中症予防や夏バテ防止にもなります。
対策を説明しますね。
甘酒の疲労回復効果で夏バテ予防

甘酒には前述した通り、ブドウ糖がたっぷり含まれています。
そのブドウ糖は脳にとって、必要不可欠な栄養素であり、脳を動かすためにはなくてはならないものです。
血液や筋肉を正常に動かすためにも必要です。
ブドウ糖は、吸収が早いので速やかに吸収され、効率よくエネルギーに使われます。
そのため、すぐにエネルギー補給になり、疲労回復に良いわけですね。
さらに、エネルギー変換に時間がかからないので、夏バテ防止になります。
熱中症対策に最適な甘酒の飲み方
熱中症に効果的な甘酒の飲み方は、朝にコップ1杯程度を飲みましょう。
甘酒に含まれるブドウ糖が素早く吸収され、脳に届きます。
また、麹菌に含まれる酵素がより吸収を早めてくれるので、朝に飲んでおけば1日中エネルギーが途切れることなく活動を手助けしてくれるでしょう。
甘酒には塩分が含まれていないため、熱中症予防のためには少し塩を混ぜて飲むと申し分ありませんね。
夏の甘酒習慣で健康を保つ秘訣

梅雨時期から秋口までの、なんとなく体調が思わしくなく倦怠感が残ったりしませんか?
夏は紫外線を浴びる機会が格段に増え、防止する対策を施してもどうしても紫外線は避けられません。
また、暑いからと言って冷たいものを飲む機会も増えてしまいます。
胃腸の働きも水分の取り過ぎで消化液が薄まり、働きが弱まったりします。
そんなときは、甘酒に含まれるアミノ酸やビタミンB群が助けてくれます。
不足してくる栄養素を効率よく補ってくれるわけです。
さらに、甘酒には紫外線の吸収を予防してくれるビタミンも多く含まれています。
夏に気になる美白対策にも一役買ってくれます。
甘酒の美肌効果と美容の秘訣

甘酒には美容成分や美白成分がたくさん含まれています。
嬉しい効果をみていきましょう。
米麹甘酒で皮膚を守るビタミンB群

甘酒には、美肌に寄与するビタミンB群が豊富に含まれています。
美白を促してくれるコウジ酸も多く含まれているため、ダブルの効果で美肌になるための肌のターンオーバーや老廃物の排出を助けてくれます。
また、キメを整え肌を滑らかにする作用もあります。
コウジ酸は、メラニン色素の生成を抑制する作用もあるため、シミやソバカスの予防にもなり、肌の保湿力やバリア機能を高め、コラーゲンやヒアルロン酸の合成を促す効果も期待できます。
さらに、抗酸化作用のあるフェルラ酸(ポリフェノールの一種)も含まれているため、活性酸素を消去し肌の老化を防止する嬉しい作用もありますよ。
甘酒の食物繊維で便秘解消
甘酒は美肌や疲労回復、夏バテ防止に役立つと紹介してきましたが、実は整腸作用にも効果を発揮します。
・善玉菌を増やすグルコシルセラミド
グルコシルセラミドとは、こんにゃくや味噌などにも含まれている植物性セラミドのことです。
近年の研究でこの成分には、腸内にある善玉菌の一種「ブラウティア・コッコイデス菌」を増やす効果があることが分かりました。
ブラウティア・コッコイデス菌は腸の炎症を抑える作用があるため、これが増えることで腸の働きがよくなり、スムーズな排便が得られるようになると考えられています。
・ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖
オリゴ糖は、乳酸菌の一種・ビフィズス菌のエサとなり、その数を増やしてくれる効果が期待できます。
ビフィズス菌は腸のぜん動運動を活発にし、便通を促進してくれると考えられています。
さらに腸内にたまった便の腐敗も抑制してくれるので、下痢やおなかの張りなども解消してくれるといわれています。
また、善玉菌であるビフィズス菌が増えることで腸内環境が整い、食中毒や腸炎の発症リスクを下げてくれる効果も期待できます。
・食物繊維と似た働きをするレジスタントプロテイン
レジスタントプロテインとは、食物繊維に似た働きをする難消化性タンパク質のことです。
胃腸で消化されにくいため、ゆっくりと腸内を移動しながら余分な脂質やコレステロールなどを吸着し、体外へ排出してくれます。
また、食物繊維と同様に、便を柔らかくする働きもあるため、排便も促してくれます。
腸内の老廃物を効果的に取り除いてくれるため、腸内環境を整える効果が期待できます。
甘酒には上記の成分のほかにも、注目すべき点があります。
便秘を引き起こす原因の一つには、“腸の冷え”があります。
腸は冷えると働きが低下し、排便がスムーズに行われなくなってしまいます。
こうした腸の冷えは、寒い冬や気温の低下が影響するのはもちろん、暑い夏でも、冷たい飲み物やアイスクリームばかりを口にしていると引き起こされます。
そこで腸の冷えを取り、便秘を解消するべく、温かい飲み物を飲むことが推奨されるのですが、甘酒はこの時にも有効なのです。
というのも、普段よく口にするコーヒーや紅茶、緑茶などには、利尿作用のあるカフェインが含まれているため、用を足すごとに体温が奪われ、腸をさらに冷やしてしまう可能性があるのです。
しかし、甘酒にはカフェインが含まれていないばかりか、先に紹介した腸の働きを整えてくれる栄養素も豊富です。そういったことからも、便秘解消に最適な飲み物といえるでしょう。
引用元:健栄製薬
天然の甘みと酵素で美容アップ

甘酒が砂糖を使っていないのになぜ甘いものと思いますか?
甘酒の甘み組成は、麹が持つ酵素が米に含まれるデンプンをブドウ糖やオリゴ糖に分解するからです。
これ以上分解できないブドウ糖にまで分解されると、甘く感じられ甘味料を入れていない独特の自然な甘みになるのです。
このブドウ糖は細かく分解されているので、体内に入ると吸収がとても早くエネルギーに利用されます。
しかも栄養の吸収や消化を助けます。
飲む美容液と呼ばれている甘酒は、美容に大切なビタミンB群やミネラルも豊富に含んでいるのは記述したとおりです。
甘酒はアルコールを含まないため、そのまま飲んだり、割ったり、調味料として使用したりすることもできます。
環境やシーンによる甘酒の効果的な飲むタイミング

甘酒には、飲む時間に効果を最大限に発揮してくれるタイミングが存在します。
効果的な飲むタイミングを解説します。
寝る前に甘酒を飲むメリット
安眠効果やストレス緩和の効果が期待できます。また、体も温まり、精神的にも落ち着いて眠りやすくなるという方もいます。
ただしカロリーが高いため、飲み過ぎると太ったり、血糖値が上がり過ぎて糖尿病のリスクが高まったりする可能性があるため、飲む量には注意が必要です。
1日に飲む甘酒の適量とタイミング
甘酒の1日の適量は約150ml~200mlで、1日2回に分けて飲むのがよいでしょう。
そのままストレートで飲むほか、水やお湯、豆乳や牛乳、ほうじ茶などと合わせてもよいでしょう。
環境に合わせた甘酒の飲み方
甘酒には、栄養補給や水分補給、気分転換、体を温めるなど、さまざまな目的に合わせて飲むことができます。
飲むタイミングは目的によって異なり、朝、昼、夜など、さまざまな時間帯に適しています。

おすすめ 甘酒
ここでは、ネットで買えるおすすめ甘酒を紹介します。
甘酒を自宅で作る方法

甘酒は簡単に家で作ることができます。
是非手作り甘酒を楽しんでください。
いつでも甘酒を楽しむことができますよ。
ヨーグルトメーカーで作る方法
材料 炊いた米350g + 水 もしくは おかゆ設定で1合炊きます
乾燥麹200g
1. ヨーグルトメーカーに、炊いた米またはおかゆと乾燥麹を入れます。
炊きたての場合は、水を入れて60℃以下に冷まします。
2. 設定温度を58℃に設定し、お好みの甘さになるまで8~10時間発酵させます。
炊飯器で作る方法
1. 炊飯器でおかゆを炊きます。
2. 60℃以下になるまで冷まします。
3. 乾燥麹をよく混ぜて、蓋を開けたまま布巾をかぶせて1~2時間放置します。
4. 布巾を取って混ぜたら、再度布巾をかぶせて8~10時間放置します。
5. 時間内でも好みの甘さになったら終了です。
出来上がった甘酒は甘いので、薄めて飲むことをおすすめします。
まとめ

甘酒は日本古来から親しまれている飲み物です。
最近、甘酒は「飲む点滴」「飲む美容液」と呼ばれ、その栄養の高さが消費者に知られるようになってきました。
夏は、夏バテ防止に大活躍してくれますし、問題になっている熱中症にも効果がありますよね。
美容やダイエットにも効果があることがわかっていますので、とくに夏には飲みたい飲み物ですね。
甘酒を飲んで健康と美を維持していきましょう。

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